今この記事を読んでいる人の何割が喫煙者なのでしょうか?
タバコが身体に悪いのは当たり前ですよね。

でも喫煙は健康だけではなく、実は【肌にも悪影響】!
「ウソでしょ?」って思いますよね。

それが本当なんですよ!
しかも喫煙者だけでなく、周りの人にも悪影響や被害が…。

私も昔は喫煙者でしたが今はお肌のためにやめました。

でも大半の人は「肌に悪い」と言われても、いまいちピンと来ないと思います。
ですので喫煙がお肌にどのような悪影響を与えるのか調査しました。

喫煙が与える肌への悪影響は?

喫煙が肌に与える影響を調べる
「喫煙が与える肌への悪影響って何?」
知らずに喫煙している人もいることでしょう。

私は禁煙してから、いかに喫煙時の【肌への悪影響】があったのか思い知らされました。
禁煙してから短期間で【肌の調子の良さ】を感じるのですから、長年喫煙されている方のことを思うと…。

喫煙が肌に与える悪影響を調べていると、驚くべきことが見つかりました。

スモーカーズフェイス

皆さんは【スモーカーズフェイス】という言葉をご存知でしょうか?
私は知りませんでしたが、調べてみるとビックリすることが!

スモーカーズフェイスになった喫煙者
上の写真は一卵性の双子で、一方は【喫煙者】、もう一方は【非喫煙者】です。

御覧頂いたら分かりますが、たばこを吸い続けることで老け顔になってしまうんです。
これはたばこを吸い続けることでなる特有の顔つきなのだとか。

顔の老化は普通は中年で始まりますが、【スモーカーズフェイス】は若い人でも起きます。
目尻や口の周りは深いシワができ、くすんだ肌や歯の変色、白髪、口臭が特徴です。

たばこを吸うだけで、吸っていない人よりも5~10年は老けて見られてしまうことに!

シワやたるみ

喫煙でシワやたるみが増える
喫煙しているとシワやたるみも増えます。
タバコを吸うことで【活性酸素】が体内に増え、細胞が酸化します。

酸化されたことで肌が傷つきシワやたるみ、あげくにシミができてしまう・・・。

【活性酸素】が増えるとメラニンが増え、シミが出来やすくなります。
外敵から守る機能が低下しますので、見た目の老化だけでなく、体内の細胞まで老化しちゃうんです。

ターンオーバーが乱れる

さらに【活性酸素】が増えることでターンオーバーが乱れます。
ターンオーバーは肌の新陳代謝、つまり生まれ変わりのこと。

肌の新陳代謝が上手く行かず、新しい綺麗な肌を作ることが出来ずに肌がボロボロに・・・。

肌の乾燥

喫煙で肌が乾燥しやすくなる
ターンオーバーが乱れ、肌が傷つくのでコラーゲンの生成も低下。
それによって、肌に水分を保てなくなり肌が乾燥します。

肌が乾燥すると肌荒れやニキビが増加。

保湿しようにも肌が傷ついているので、なかなか保水出来ません。
肌の乾燥によって小じわが増え、余計にシワが増えることに。

ニキビの増加

喫煙でニキビが増える
そしてニキビが増えます。
乾燥すると、肌の炎症が抑えられず、ニキビが増えてしまうんです。

また乾燥を回避するために皮脂が沢山分泌され、結果またニキビが出来る【負のスパイラル】に!

タバコを吸うことで、老化や肌荒れ、シワやたるみなど肌への悪影響が凄まじいですね。

調べていて思わず口が開いたままになりました。

なぜ喫煙で肌に悪影響が出るのか!?

喫煙によって肌への悪影響が出るのは分かりましたが、もう少し詳しく書きます。

先程言いましたが

  • 老け顔になる
  • シワやたるみが出来る
  • ターンオーバーが乱れる
  • 乾燥する

これらは喫煙をしなくても起こるじゃないですか?
たまたまタバコを吸っている人に起こっている場合もありますよね。
つまり「加齢が原因の可能性もあるのでは?」とも考えられるのです。

もちろん【加齢】や【外的刺激】も肌に悪影響を与えているのは事実です。
しかし、喫煙をすることでより肌に悪影響を与えやすい状態を作ってしまっているんだとか!

  1. 血管を収縮する
  2. 活性酸素が増える
  3. ビタミンの破壊

この3つがお肌へ悪影響を!どういったものなのでしょうか?

血管の収縮

喫煙で血管が収縮する
喫煙によって【血管が収縮】します。

タバコには【ニコチン】【タール】【一酸化炭素】という有害物質が入っているのはご存知ですよね。
(その他4,000種以上の化学物質)

ニコチンと一酸化炭素には血管を収縮する働きがあります。
と言うことは、血管が収縮して血行が悪くなります。つまり

肌へ血流が流れにくくなり【肌の新陳代謝】が悪くなる!

肌の新陳代謝が悪くなると、真皮の働きが衰えて肌が乾燥することに!
(【コラーゲン】や【エラスチン】、【ヒアルロン酸】を生成する働きも衰えます)

また小じわが出来やすくなって、たるみやくすみの原因にもなります。

血流が悪くなることで酸素や栄養分が十分に届かなくなり、体温が低下して【冷え性】を引き起こすことも!

活性酸素が増える

喫煙で活性酸素が増えて肌の機能が低下
次に喫煙によって【活性酸素】が増えます。

活性酸素は体内に侵入した細菌を除去する大事な働きがあります。
しかし必要以上に活性酸素が増えると【コラーゲン】や【エラスチン】を損傷させるんです。

お肌の弾力を保つのに欠かせない【コラーゲン】と【エラスチン】が傷つくので、小じわが出来やすくなります。

小じわが増え続けるとやがて深いシワになることも…。
それだけでなく活性酸素は体内を酸化させ、【メラニンの生成】を促しますのでシミが出来やすくなります。

ビタミンCの破壊

そして喫煙は【ビタミンCを破壊】します。
タバコ1本を吸うことで【約25~100mg】のビタミンCが消費されます。

1日のビタミンC必要量は100mgなので、2本吸ってしまうと1日のビタミンC必要量が失われることに!
みなさんもご存知の通り、ビタミンCと言えば【美肌】に欠かせない栄養です。

【皮膚のバリア機能を高める】【コラーゲンの生成を促す】【メラニン色素の生成を抑制】など美肌には欠かせない働きが!

そのビタミンCを喫煙によって破壊してしまうのだから、お肌に悪影響が起きないわけがありません。
喫煙をするだけで、こんなにお肌に悪影響があるとは…。
思っていた以上に多くて驚きました。

まぁ喫煙者だけが、肌への悪影響が出るのであれば自己責任で片付きますよね。
「吸っているのは私だけだし別に喫煙しても良いじゃない」って思っている人もいるのでは?

実は喫煙は周りにも悪影響を与えているんですよ。

喫煙が周りにもたらす悪影響

副流煙と言う言葉はもちろん知っていますよね。

喫煙することによって、周りは【受動喫煙】をしていることになります。
たばこから出ている【副流煙】や喫煙者が吐き出した煙にも有害物質はもちろん入っています。

【副流煙】は直接有害物質が燃えた煙で、主流煙よりも【有害物質が多い】!
ということは、非喫煙者なのに喫煙者よりも肌への悪影響が起きていることも!?

夫や家族の誰かがヘビースモーカーの方は要注意です。

知らず知らずのうちに、喫煙していないのに肌に悪影響が与えられているんですよ!

喫煙が肌に与えるダメージから守るには?

喫煙者だろうと非喫煙者だろうと、喫煙が肌に与えるダメージから肌を守らなければいけませんよね。

放っておくと、老け顔やシミやシワだらけの顔だなんて嫌だ!

喫煙が肌に与えるダメージから守る方法を調べたので書きます。

禁煙する

なんと言っても一番は【禁煙】をすることです。
喫煙によってお肌に悪影響が起きているのですから、禁煙することが一番早いですよね。

とは言え、急に禁煙するのはなかなか難しいですよね。

ですのでまずは本数を減らすことから始めましょう。
ガムを噛んだり電子タバコに変えたりして、いずれは禁煙出来るようにしましょう。

禁煙外来に通うのも一つの方法です。

適度な運動をする

適度な運動で喫煙が肌に与えるダメージから守る
少し意外な事かもしれませんが、適度な運動をすることが大切です。
身体の血流が悪くなっているので、栄養や酸素が行き届いていません。

1日30分程度の運動を目安に、身体を温めながら運動をしましょう。

肌の調子が良くなるだけでなく、ダイエットにも繋がるので一石二鳥♪

ビタミンCを摂取する

ビタミンCが多い食べ物で喫煙が肌に与えるダメージから守る
ダメージから肌を守る方法としてビタミンCを摂取することも大事です。

ビタミンCが喫煙により破壊されているので、ビタミンCを多く摂取する必要があります。
レモンやオレンジ、グレープフルーツやイチゴなどビタミンCの多い果物を中心に摂取しましょう。

もしも食べるのが無理な人は、サプリメントでビタミンCを摂取しても大丈夫です。
ただし「サプリでビタミンCを摂っているからタバコを吸っても大丈夫」と思うのはやめましょう。

サプリでビタミンC200mg摂取したからタバコ2本でプラマイ0…なんて考える人は要注意です。
本来必要な量に到達していませんし、むしろマイナスです。

睡眠を取る

質の良い睡眠で美肌を目指す
お肌には睡眠が大切なのはご存知ですよね。
実はたばこを吸うと、睡眠の質が悪くなるという研究結果もあるのだとか?

たばこを睡眠前に吸って寝ると、睡眠の妨げになるので寝る前にはなるべく吸わないようにしましょう。

睡眠を取ると【ストレスの軽減】や【成長ホルモンの分泌】、【疲労の回復】【肌のターンオーバーが活発】になるなど肌に良いことが沢山。

毎日22時から2時の間がお肌の【ゴールデンタイム】なので、この時間を目安に6~7時間睡眠を心がけましょう。

受動喫煙を避ける

そしてこれは誰でも出来ることですが【受動喫煙を避ける】ことです。
喫煙者が家族にいる人は禁煙にしてもらうように促すこと。

禁煙してもらえない場合は他の部屋に避難するなどして、自分で受動喫煙を避けましょう。
わざわざ同じ空間にいる必要はありません。

また分煙のお店も存在していますが仕切りが無いお店ありませんか?
ただ席を分けているだけの分煙のお店は、結局たばこの煙が充満しているので避けましょう。

空調で空気が循環しているのに、仕切りを置いた程度で受動喫煙を防げるわけがありません。
そもそも禁煙のお店を選ぶことが大事なので、お店に行くときはしっかり確認しましょう。

喫煙することでお肌にどんな悪影響があるのか調べてみましたが、お役に立てましたか?
私はもう喫煙をしていませんが、今回肌への悪影響を知って「禁煙できて本当に良かった」と思っています。

自分だけでなく、周りの人間まで巻き込んでしまうのは悲しい気持ちになりますよね。

特に女性の皆さんは、【老け顔】なんてなりたくありませんよね。
今からでも遅くないので禁煙することをオススメします。