スキンケアって誰も教えてくれないので自分で勉強するしかなくて大変ですよね。

化粧水?乳液?まぁそれくらいなら何となくわかります。

でも【収れん化粧水】と言われてどんなスキンケアアイテムなのかすぐにわかりますか?
「化粧水じゃないの?どうちがうの?」と思う人も少なからずいるでしょう。

そもそも収れん化粧水の存在自体を知らない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は収れん化粧水に焦点を絞って紹介します。

収れん化粧水とは

収れん化粧水とは
収れん化粧水とは、肌を引き締める効果を持った化粧水です。
「肌を引き締める」と言ってもピンと来ない人は、「毛穴を引き締める」と言えばわかるでしょうか?

毛穴が開いていると、水分が失われやすい状態になります。
逆に毛穴が閉じていれば、潤いを閉じ込めることができます。

ですので収れん化粧水は、肌に潤いを閉じ込める目的で使用されます。

肌への潤いと言えば保湿液がありますね。
ただし収れん化粧水と保湿液は似ているようで全く違うアプローチ方法をしています。

保湿液は水分を蓄えやすい成分を肌に浸透させ、肌内部を潤します。
誘導体も含まれていますので、内側へのアプローチが中心となります。

収れん化粧水は肌、つまり毛穴を引き締めます。
引き締めることで肌水分の蒸発を抑えます。

ですので外側・表面へのアプローチが中心です。
アプローチ方法がぜんぜん違うことがわかりますね。

収れん化粧水には他にも成分は配合されていますが、大まかな役割はこのようになっています。

収れん化粧水はこんな人にオススメ

収れん化粧水がオススメな人
収れん化粧水はどのような人が使うのでしょうか?
肌を引き締めることでどのような変化があるのでしょうか?

収れん化粧水はテカリを抑えたい人や皮脂の多い人にオススメです。

収れん化粧水にはアルコールが含まれており、過剰な皮脂を抑制する働きがあります。
また過剰な皮脂の分泌は乾燥が原因であることがあります。

肌が乾燥しているため、皮脂を分泌して肌を守ろうと言う反応が現れているのです。

ですので肌を引き締めて水分が失われるのを防ぐことで、皮脂の分泌を抑制できるわけですね。

またアンチエイジングとして使用するのも良いでしょう。
年を取ると水分量が少なくなるため、肌がたるんだり乾燥しやすくなったりします。

肌の潤いが失われるとシワが増えたりシミが出来やすくなりますので、収れん化粧水で潤いを閉込めましょう。

収れん化粧水の使い方を間違えている人が多い

収れん化粧水の使い方を間違えている
収れん化粧水は意外に使い方を間違える人の多いスキンケアアイテムです。
一番多いのは使用する順番です。

収れん化粧水はスキンケアの最後に使用します。
そもそもなんとなくでスキンケアしている人が多く、それぞれの使用目的を知らないで使っていることが大半です。

メーカーによって少し順番が違うこともありますが、基本的には最後に使いましょう。

次に多いのは手に取って塗ることです。
収れん化粧水はコットンに染み込ませて塗ります。

詳しい理由は正しい使い方と一緒に説明しますね。

収れん化粧水の正しい使い方

収れん化粧水の正しい使い方
収れん化粧水はスキンケアの最後に使います。
ですので順番としては下記のようになります。

  1. 洗顔
  2. 化粧水
  3. 保湿液
  4. 乳液
  5. 収れん化粧水

スキンケアアイテムにはそれぞれ目的があります。
化粧水は皮膚を潤して肌の状態を整える目的で使用します。

しかしあくまでも潤すだけですので、そのまま放っておけば蒸発してしまうのです。

その蒸発を防ぐために保湿液や乳液を使用します。
保湿液は保湿成分が含まれている成分で、肌内部の潤いを保つために有効な成分が中心に配合されています。

乳液は油分や保湿を与え、肌の状態を整えます。

普段何気なく使っているスキンケアアイテムにもそれぞれ役割があるわけですね。
そして最後に収れん化粧水を使って肌を引き締めることで、栄養素や保湿成分を肌に閉込めるのです。

収れん化粧水を使うときに注意したいのは、「手に出して使ってはいけない」と言うことです。
収れん化粧水を手に出して使用すると、体温で温まってしまいます。

毛穴は温めると開く性質がありますので、収れん化粧水を温めてしまうのは効果的とは言えません。
ですので収れん化粧水を使用するときは、必ずコットンに染み込ませて塗りましょう。

保湿液や乳液を使ったときの流れで手に出してしまいそうになるでしょうが、肌の引き締めが目的のアイテムですので気をつけたいですね。

収れん化粧水を使うときの注意点

収れん化粧水とはを使うときの注意点
収れん化粧水は誰にでも使えると言うわけではありません。
使用しない方が良い人もいます。スキンケアのために使っているのに肌の状態が悪くなるのは嫌ですよね。

ですので収れん化粧水を使う前に注意しておきたい点を紹介します。

パッチテストをしてから使う

収れん化粧水はアルコールが含まれていますので、他のスキンケアアイテムよりも刺激が強い傾向があります。
いきなり顔に使うのは避け、最初はパッチテストを行いましょう。

二の腕の内側あたりが目立たなくて良いですね。
顔と同じように皮膚が薄い部分で目立たない部位であればどこでもOKです。

いきなり顔に使って肌トラブルが起こったら困りますよね…。
メイクで隠せるのであれば良いですが、どの程度のものになるかわかりませんし。

基本的にスキンケアアイテムは厳しい基準で検査されているはずですが、絶対に誰にでも合うとは限りません。
ましてや収れん化粧水は刺激が強いものです。刺激がある以上は肌トラブルが起こる可能性が少なからずあります。

パッチテストをして合わないようなら、収れん化粧水の使用は控えた方が良いでしょう。

乾燥する部分には使わない

収れん化粧水は乾燥する部分には使わないようにしましょう。
アルコールは蒸発しやすいので、余計に水分が失われてしまう可能性が高いです。

肌を引き締めて潤いを保ちたいのに、乾燥を悪化させるのは本末転倒ですよね。
ですので乾燥が気になる部分への使用は避けた方が無難です。

ただし収れん化粧水の中にはアルコールフリーの物もあります。
ですので乾燥が気になる人はアルコールフリーの収れん化粧水を使いましょう。

アルコールが配合されている物には劣りますが、肌への刺激は抑えられます。

収れん化粧水の選び方

収れん化粧水の選び方
収れん化粧水は【成分】と【肌への刺激が少ないもの】で選びます。

成分は、自分の目的に合う働きを持った成分が配合されているものを探しましょう。
例えば皮脂を抑えたいのであればクエン酸やビタミンC誘導体、キメを整えたいのであればカテキンやハマメリスエキスがあげられます。

まずは自分が収れん化粧水にどのような効果を求めているのかをハッキリさせた方が良いですね。
毛穴の引き締め以外に「保湿したい」「テカリを抑えたい」などなど、要望があるはずです。

自分がどうしたいのかを考えてから、自分に合いそうな収れん化粧水を絞っていくと良いと思います。

次に肌への刺激が少ないものを選びましょう。
収れん化粧水にはアルコール以外にも硫酸亜鉛や塩酸アルミニウムなど、肌への刺激が強いものが含まれています。

高い収れん効果がありますが、肌への刺激が強くなりますので使用頻度や期間は考えた方が良いでしょうね。
配合量が少ないものを探したり、数種類購入して試すのも良いと思います。

ただし「収れん化粧水自体は使った経験があるから」と言って、使用したことのない種類の収れん化粧水を直接顔に使用するのはお勧めできません。
最初は必ずパッチテストを行いましょう。

収れん化粧水の価格

収れん化粧水の価格
収れん化粧水は安ければ500円前後から販売されています。
【収れん化粧水】と言う名前を聞き慣れていない人は「高価なものかもしれない」と思う人もいるでしょう。

美容液や乳液と同様に、種類によって価格には差がありますが、それでもぶっ飛んで高いと言うわけではありません。

ですので色々な種類の収れん化粧水を試したとしても大きな出費にはなりにくいです。

もしどのような収れん化粧水が良いかわからない人は有名なメーカーの収れん化粧水から試すと良いでしょう。

例えば資生堂や無印なら誰でも知っていますよね。
初めて聞くメーカーよりも抵抗を持たずに使用できるはずです。

また現在使用している化粧水や保湿液と同じメーカーを選ぶのも良いでしょう。
ただし収れん化粧水は刺激が強い物ですので、同じメーカーだからと言って必ず肌に合うとは限りません。

使用して合わないと感じたら、無理に使おうとせず、他の収れん化粧水を探しましょう。

最初から「肌が弱い」「敏感肌で刺激はちょっと…」とわかっている人はアルコールフリーで探すのが良いですね。
アルコールフリーにしている時点で肌への刺激を抑えることを前提に作られています。

ですのでアルコール以外の成分も低刺激なものを選ぶようにしているはずです。

アルコールフリー収れん化粧水も500円ほどから販売されています。
アルコール配合の収れん化粧水と見比べると少し高いように感じますが、種類が少ないだけであって高くなっているわけではありません。

どの収れん化粧水を買って良いのかわからない人のために

収れん化粧水を使いたいけれど、どの収れん化粧水を使っていいかわからない人むけに、
人気の収れん化粧水を紹介します。

ここから紹介する収れん化粧水は、私オススメというわけではありません。
と言うのも、収れん化粧水は、人によって合う合わないが大きいからです。

実際に私が使ったことがある収れん化粧水は、一番最初に紹介するモイスタージュ エッセンスローションだけです。

他の収れん化粧水は人気のものを紹介します。
(私が考えるランキングというわけでもないので、あしからず。)

モイスタージュエッセンスローション

モイスタージュ エッセンスローション

エッセンスローションとは、すなわち収れん化粧類のことです。
コラーゲンとハマメリス水が入っており、美容効果が高いことが特徴となっています。

明色スキンコンディショナー

明色スキンコンディショナー

オーガニックローズ水を配合しており、華やかな香りがします。

美人ぬか 純米ひきしめ水

美人ぬか 純米ひきしめ水

お米の成分が配合された収れん化粧水。
杜氏の人は肌がきれいな人が多いと言われます。それもお米のおかげだとかなんとか。

申し訳ございませんが、宣伝ではないため、リンクは張っておりません。
全てAmazonで売っているので、Amazonで商品名を検索して下さい。

まとめ

収れん化粧水についてわかりましたか?
知らないことを知らないままにしていると、自分のスキンケアの幅も狭まってしまいます。

知ってさえいれば肌の状態も違ったかもしれません。
肌は繊細でケア方法によって大きく状態が変わります。

ですので各スキンケアアイテムの役割や使用方法をきちんと確認して、最大限に効果を発揮できるようにしたいですね。

肌の質や状態は人それぞれ違いますので、自分に合ったスキンケアアイテムを使う必要があります。
役割をきちんと把握しておきさえすれば、自分が求める効果で絞って探すことも可能でしょう。

収れん化粧水は毛穴を引き締めるだけのイメージがありますが、毛穴の引き締めだけでも印象が変わります。
「収れん化粧水ってよくわからないし普通の化粧水だけで良いや」と思うのではなく、いつまでも自分の肌を綺麗に保つためにも収れん化粧水を使用することをオススメします。